| 2005年9月定例会
かわの幸司県議の水源環境保全税に関する質疑
(定県第101号議案、102号議案、103号議案の一部修正に対する質疑)
(9月30日 本会議)
かわの議員
日本共産党県議団を代表して、定県101号議案、102号議案、103号議案の修正案に係わって知事に伺います。提案されている修正の中身は、5ヶ年計画に示されている生態系に配慮した河川整備の事業分、年2億9,400万円を削減、その分の税額を縮小することと施行期日を1年先送りにして、2007年4月からにする内容です。
知事は「当初考えていたものより変わったが、水源保全の仕組みを作れたのは大きい」と述べたと報道されています。しかし、今回の修正は、知事のこれまでの考え方からも違っていますのでいくつか質問します。
知事の提案説明と修正案の考え方の違いについて
かわの議員
第一は、知事の議会での提案説明と修正案を提出した考え方の違いについてです。知事は6月定例会の提案説明の中で「実行5ケ年計画は、水源環境の保全・再生に直接的な効果が見込まれる取組みを基本として12の施策を盛り込み、これらの事業は、水源環境や公共水域の水質改善など、貴重な水源環境を保全・再生するためにいずれも欠くことのできない事業であります。そして、この財源は、受益者負担の考え方に立って特定の財源を確保することが適切である」と述べています。ところが今回の修正では、受益者負担で進める施策としていた生態系に配慮した河川整備を対象から外してしまいました。このことは6月定例会の知事の提案説明の立場に反するものであり、先ほど申し上げた知事の6月定例会の提案説明の部分は訂正すべきと考えますが知事の見解を伺います。
なぜ、生態系に配慮した河川整備だけを削減する修正をしたのか
かわの議員
第二は、なぜ、12の施策の中で、生態系に配慮した河川整備だけを削減する修正をしたのかということについてです。この施策に新税を充てる対象から削減したのは、議会からの指摘があったからとのことですが、議会からは、生態系に配慮した河川整備や施行期日の問題だけでなく、水源の森林づくり事業などについても新税を充てるべきではないとの意見も出されています。そうした様々な意見が出されていた中で、なぜ、生態系に配慮した河川整備の整備だけを削減したのか伺います。
第三に、9月28日の総務・企画常任委員会では「生態系に配慮した河川整備は、水源環境保全・再生に直接効果があるとは思えない」との指摘がされたとのことです。この指摘を受け、知事は、修正案を提出しました。
そこでうかがいますが、修正案提出したのは、「生態系に配慮した河川整備が水源環境保全再生に直接効果がないと判断したからでしょうか。
第四に「生態系に配慮した河川整備は、本来、水源環境税を充てずに県土整備部の事業として取り組むべき施策」との見解がありますが、この見解に対する知事の考えを伺います。
松沢知事
まず、かわの議員からの再質問にお答えをさせていただきます。
生態系に配慮した河川整備でありますが、河川の水質浄化や水循環機能の維持向上という点では、一定の効果はあるというふうに考えております。私といたしましては、議会からのご指摘もいただきまいて、より直接的な効果がある事業に絞るべきだと、そして県民の皆様の負担を少しでも軽くすべきだというご指摘をいただきまして、そういう判断もあろうかと考えたところであります。
特に、河川整備の問題は確かに取水関より上流の河川であれば、水の水質改善に役立つわけでありますが、相模湖のダムのすぐ下のところで、津久井隧道のところで、直接川崎横浜のほうにも水を給水しているわけでありまして、直接水源にすべて関わるかというとそうでもない部分もあると、こういう判断をしたところであります。
施行期日を先延ばしして、12の施策にどう対応するのか
かわの議員
第五に、一年延ばすことになりましたが、知事は、水源環境保全再生は重要な課題だと言っています。施行期日を1年先延ばしすることにより、新税は来年度はいらないことになりますが、知事は、新税を充てるとした12の施策を来年度はどう対応するのか。一般財源で実施をするのか、それとも先延ばしをするのか見解を伺います。
以上私の第1回目の質疑を終わります。
松沢知事
そこで、18年度の事業実施においては、現下の財政状況を踏まえて対応するということになると思います。そして、この施策と税制措置を実現させるためには、1年延期の理由ということですが、まずは県民の方々への周知をしっかり行っていくこと、これは常に重要な課題です。それともう一つは、付加徴収事務を市町村にお願いすることに伴う、市町村の全電算システムの変更がかなり厳しい状況にありますので、そうしたものが円滑に行われるように準備期間を十分に確保することがより大切だというふうに判断をして、実施に向けて万全を期すことが必要であるという判断をしたところでございます。
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かわの議員
自席から再質問させていただきます。
答弁が質問に対して全部答えられていないということになっているわけで、一つは、議会でも様々な提案があったわけですけれども、どうして生態系に配慮した河川整備だけを削減したのかということについて、お答えして頂きたい。
それから、生態系に配慮した河川整備、県が行う事業ですけれども、一定の方向がある、こういうふうな答弁をされました。では具体的にこれを行うことによって、飯泉などでの水質がどのように一定改善されるというふうに認識していたのかということについてお伺いしたいというふうに思います。
それから、県土整備部の仕事だという風な問題についても答弁がされておりませんので、改めてその辺での答弁をお願いしたいと思います。
そして最後に、来年度の分は本当にやるのかどうか、その辺の考えももう少し明確に述べていただきたいと思います。以上で、私の再質疑を終わらせていただきます。
松沢知事
かわの議員の再質問にお答えいたします。議会の提案というのは、これだけではなかったはずだということでありますけれども、6月の案を作るときにも、2月定例会で様々議会の皆様から提案を頂いておりましたので、それも出来るだけ反映させる形で作らせて頂きました。さらに、今9月定例会でも、先程お話しましたようなご指摘も頂きました。やはり、県民の皆様に理解いただく一つのシステムを作り上げるには、行政と議会とやはり意見を調整して、より良いものにしていく、より県民の皆さんに納得されるものにしていくというのが、一つの方向性だと思って判断をしたところです。
そして、河川の浄化の効果、どういうふうに考えるのかということですが、私は環境護岸、河川を作っていくことは水の浄化に一定の役割は、私はあるというふうに考えています。それを今ここでデータで示せと言っても、持っておりませんけれども、ただその効果が河川全体から水を取ってから、最下流のところで水を取ってやるのであれば河川の水質浄化の効果というのはかなり期待できますが、ご存知のように今の取水のシステムが、ダム湖から、その下から直接とる部分もかなりあるということで、直接的にすべてがその効果につながるかということを考えるとそうではない部分がある、そういうことを総合的に判断して、今回変更をさせていただいたということであります。
そして、18年度の取組でありますが、これはこれから予算編成をしていくわけでありまして、現下の県財政の状況をよく勘案しながら対応することになるということが答弁でございます。
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