2005年2月定例会
予算委員会(総括質疑)
みわ智恵美議員の質疑と知事等の答弁
(2005年3月9日 予算委員会1日目)
神奈川口構想について
羽田空港再拡張事業に 9億1700万円を無利子で貸付
みわ委員
日本共産党のみわ智恵美です。
新年度予算案について伺います。まず、神奈川口構想についてですが、東京国際空港緊急整備事業貸付金、新年度予算は 9 億 1,700 万円、この金額でよろしいですか。
京浜臨海部活性推進課長
お答えいたします。東京国際空港いわゆる羽田空港の新設滑走路等に対する緊急事業に対する貸付金でございますが、 17 年度予算案におきましてお話にありました金額 9 億 1,700 万円について予算措置をお願いいたしております。
みわ委員
羽田空港連絡路整備促進事業費、新年度予算は 4,460 万円、この金額に間違いありませんか。
交通企画担当課長
その通りでございます。
神奈川口構想であげている空港機能 CIQと連絡路は、2009年の再拡張までに出来るのか
みわ委員
ここで、知事に伺いますが、知事は昨年の 2 月 13 日の記者会見で、再拡張後の新しい国際化した羽田空港と神奈川口が同時に供用しなければ意味がないと発言をされています。神奈川口構想としてあげられている空港機能 CIQ と空港と神奈川口の神奈川側をつなぐ連絡路は 2009 年に出来上がっているのでしょうか。
松沢知事
神奈川口構想は、多摩川を渡る連絡路等を整備するとともに、空港対岸に空港関連施設や臨空産業の集積を図ろうという構想でございます。このうち、空港関連施設の 1 つである CIQ につきましては、去る 1 月に開催された国との第 3 回協議会におきまして、今後セキュリティー対策の動きや、航空旅客の需要動向、神奈川口への交通アクセスの整備状況等を踏まえて改めて検討すべき課題として整理をしたところでございます。
したがって、 CIQ につきましては、こうした案件を勘案しながら、然るべき時期に国及び関係市と検討をすすめていくことになると考えております。また、連絡道路につきましては、国が事務局を勤めております京浜臨海部幹線道路網整備検討委員会において、連絡道路の必要性について、東京都も含む関係機関の共通認識を得ることができまして、第 3 回協議会で確認したところでございます。
今後とも連絡道路の整備につきましては、羽田空港再拡張・国際化の供用開始時期にできる限り合わせるように、近づけるようにするために尚いっそうの努力をしていきたいと考えております。
現時点での、連絡路や CIQの設置は困難
みわ委員
連絡路についてですけれども、第 1 回目の神奈川口構想に関する協議会でも、第 2 回目でも確認・合意されたのは、神奈川方面からの空港アクセス連絡路については、 2004 年内の目標が、概要ルート・構造の基本事項決定となっていましたけれども、ただいまの説明では、大変、新年度内ではルートも構造も決定されなかった。そして、 2004 年のうちには、見通しということで、具体的には何もないという大変に後退した状況であると思います。このままでは、連絡路は再拡張後の国際化した羽田空港との供用は難しいということが明らかではないかと思います。
次に、 CIQ 設置ですけれども、知事はいま説明をされましたけれども、今年 1 月 13 日の協議会で空港カウンターや CIQ 機能を備えた設備は、改めて検討すべき課題として提起されているということですけれども、横浜の YCAT に伺いましたら、これまで全日空が国際線の搭乗手続きを行なっていたということですが、 9.11 以降はセキュリティーがいっそう厳しくなり、国際線の搭乗手続きも中止していると伺っております。航空会社の国際線空港カウンター機能さえ空港の外に置くことができない。更にセキュリティーが強化されている CIQ は、空港から離れた場所である神奈川口、神奈川側に設置することは、現時点では相当困難な状況であると思います。
知事に伺いますが、 2009 年までにこういう状況で CIQ ができるとお考えでしょうか。
松沢知事
この CIQ の機能を神奈川側にという検討については、先ほども申し上げましたけれども、セキュリティー対策の動きだとか、あるいは航空旅客の需要動向、あるいは神奈川口への航空アクセスの整備状況、様々こういったものを勘案して、そして国としても神奈川側につくることができるかどうか、そういう議論をしていかなければなりません。従って、現状においては、私たちとしては、 2009 年の再拡張・国際化にあわせて、できる限りの努力はしたいと思いますが、改めてこうした動向がもう少し見える段階まで待って最終的な結論を出していこうと、こういう状況でございます。
こうした中での、羽田空港再拡張事業への貸付金は問題
みわ委員
知事は、昨年の 2 月 13 日の第 1 回協議会の後の記者会見で、私たちはあくまでも空港の機能と連絡橋というのは、神奈川口の最大条件であると述べられています。この最大条件である神奈川口の具体的なものとして、いま何も決まっていない、こういう中で国に対する貸付金 9 億 1,700 万円を出していくことは問題であることを指摘しまして、次の質問をいたします。
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山下町県有地等利活用計画案について
山下町県有地の利活用について最終的な合意は、いつ、誰がしたのか
みわ委員
次に、山下町県有地等利活用計画案について伺います。
山下町県有地の利活用について、 NHK と最終的に合意したのは何月何日で、どなたとどなたが合意について正式に話し合ったのですか。
財産管理課長 お答えします。山下町県有地の一部を NHK の横浜放送局の移転用地として活用することにつきましては、昨年の 5 月 13 日に知事から正式に協議に入る旨公表して以降、協議を重ねてまいりました。同年 8 月 6 日に開催しました県有地・県有施設利用調整会議の結果を踏まえまして、当日、私と文化課長が NHK の横浜放送局長と会館建設事務局長にお伝えし、基本的な協議が整ったところでございます。
「基本的な協議整ったが、合意の文書ない」―県当局
みわ委員
その合意というのは、どなたとどなたの合意で、合意の文書はあるのですか。
財産管理課長
文書はございません。
みわ委員
どなたとどなたの合意かお答えください。
財産管理課長
文書はございませんが、神奈川県と NHK 側で合意したものでございます。
合意の文書ないのは大問題「もっと情報公開し、県民参加で議論を深めるべき」
みわ委員
文書がないということは、もう、この地域における最後で最大の県有地の行方がそんな形で決められるというのは大変な問題であるというふうに思います。県が大切な県有の財産を手放し、そして財政負担もして協力をさせられていくのではないかと思えて仕方ありません。
この利活用については、情報をもっと県民に公開し、県民参加でもっと議論を深めていくべきであると考えます。そのことを申し上げまして、質問を終わります。
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