「内戦・泥沼」と言われるイラク戦争の「過ちの責任」を認めながら、ブッシュ大統領は1月10日、米軍2万人以上の増派を「イラク新政策」として打ち出しました。 イラク政策の転換を求めた中間選挙の結果や世界の撤退要求を踏みにじり、逆に「強硬路線」へ転換しました。
ブッシュ大統領は1月23日の一般教書演説で、「増派は成功への最善の機会」だと述べて、支持を訴えましたが、国民の61%が増派に反対しています。ブッシュ政権の支持率は30%台に落ち込み、最早ブッシュ氏は「レームダック(死に体)」状態です。
この大統領に温かい手を差しのべているのが、日本の安倍晋三首相です。 安倍首相は「イラクの安定化と復興に向けた米国の努力が効果的に進められ、良い成果を上げることを期待する」と、イラク新政策を支持し、自衛隊派遣を続け、復興支援には財政面でも協力していくことを示唆。
三沢空軍基地や沖縄の在日米軍基地の部隊がイラクに出動しています。安倍首相はどうやら、「泥沼」から抜け出すため一番やるべきことは、直ちにイラクから手を引くことだとブッシュ大統領に「主張する」政治家ではなさそうです。 (び)
新かながわ 第1935号(2007年2月11日)より
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