神奈川県の2002年度決算調書をみると、基地対策について次の総括が述べられています。 「県内米軍基地の整理、縮小、返還の促進に向けて、関係者自治体との連携のもとに引き続き努力するとともに、NLPの厚木基地からの全面移転や基地周辺対策等を国等へ働きかけを行った」「米軍基地の整理、縮小及び返還の促進に努めるとともに、航空機の騒音調査や原子力艦の放射能調査を行うなど周辺対策の充実・強化に努めた」
ここで述べている「米軍基地の整理、縮小、返還の促進」について見るなら、2002年度から今日までに返還や縮小された県内の米軍基地は一ヶ所もありませんでしたから、いったい基地返還に何の努力をしたというのでしょうか。
2002年度に支出された基地返還等対策費は、わずか248万円でしかなかったのです。ほとんどが関係自治体との会議等に費やされたと思われ、基地返還に向けた具体的な進展は何もありませんでした。
いま議会で審議されている県の新総合計画でも新たな施策は何もなく、これまでどおり関係自治体とともに国に要請するだけで、とても基地県・神奈川の計画とは思えません。(す)
「新かながわ」2004年2月1日付(第1801号)より
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